ひな壇の土地のメリット・デメリット
土地の購入を検討する方にとって、選択肢のひとつとなるのが傾斜地などに見られる「ひな壇の土地」でしょう。
今回はひな壇の土地とはどんな土地か、その概要をまずご説明したうえで、特徴やメリット・デメリットもそれぞれ挙げていきます。
ひな壇の土地とは
ひな壇とは、階段状になった造成地のことです。
雛人形をかざる台のような形状から、このようによばれます。
ひな壇とは、道路や隣の土地との間に、高低差がある形状の土地のことをいいます。
ひな壇の土地の7つのメリット
Ⅰ.土地の価格が安い
ひな壇の土地は、道路と土地がフラットな平地の土地に比べて、価格が安く設定されていることが多いようです。
Ⅱ.プライバシーが守られやすい
周りよりも高い位置にあるひな壇の土地に家を建てれば、通行人の視線などがほとんど気にならないメリットもあります。
Ⅲ.日当たりや風通しがよい
土地がひな壇になっていれば、周りとの高低差ができるため、日当たりや風通しが良くなる可能性があります。
Ⅳ.防犯面が良い
周りの土地や道路との高低差があるひな壇の土地では、「道路から住宅までの距離が遠い」「階段を上らないといけない」「在宅しているか外出しているかわかりにくい」などの理由から泥棒や不審者が侵入しにくい可能性があります。
Ⅴ.掘り込みガレージを作れる
道路とひな壇の土地の高低差を利用して、住宅の下の土地を土台にして横穴を掘り、掘り込みガレージをつくることができます。
ひな壇の土地を選ぶデメリット
Ⅰ.地盤が弱い
ひな壇の土地は、切り土や盛り土でつくられているため地盤が弱い可能性があります。
Ⅱ.車以外の移動が大変
傾斜地にあるので車以外の移動はどうしても負担を感じやすく、とくに自転車移動は大変です。
Ⅲ.地盤改良工事費用が高い
造成による盛り土や掘削されていることがあるため、地盤の強度が十分でないリスクもあり、その場合は地盤補強の費用がかかってしまいます。
Ⅳ.掘り込みガレージを作る費用が高い
掘り込みガレージは一般的なカーポート設置よりも多額の費用がかかります。
Ⅴ.外構工事費用が高い
ひな壇の土地では、外構工事費用が高くなります。
擁壁や堀り込み車庫(ボックスガレージ)、階段、手すり、フェンスなど、つくらないといけないものが多くなるのでどうしても費用が高くなってしまいます。
まとめ
今回は、不動産購入を検討している方のための参考情報として、ひな壇の土地とはどんなものか、その概要とメリット・デメリットを解説しました。
ひな壇の土地の購入を検討する際には、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておきましょう。
何かご質問などがございましたら、お気軽くにお問い合わせください。
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