熊本市は約74万市民の生活水道水をすべて清らかな地下水で賄っている、世界的に見ても珍しい都市です。熊本市の地下水は市販ボトル水に比べミネラル成分がたくさん含まれており、蛇口をひねれば身体に優しい天然のミネラルウォーターを飲むことができます。
この「日本一の地下水都市・熊本」のシンボル的存在となっているのが、江津湖です。
熊本市中心部から程近く、周囲約6kmに渡って広がる江津湖は透き通った美しい湧水で満たされており、貴重な水生生物や野鳥等を日常の中で見ることができます。また休日には水遊びをする子どもたちで賑わいます。
自然と歴史の香り漂うまち
熊本市には多くの史跡も残っています。この代表ともいえるのが熊本のシンボル・熊本城。1607年に築城の名手・加藤清正が当時の最先端技術と労力を駆使して創建したと言われています。春には桜、秋には銀杏が城を美しく彩り、緑豊がな場内の二の丸公園は市民の憩い場として愛されています。
熊本市西部に位置するする金峰山からは、遠くに有明海を臨む田園風景を眺めることができます。夏目漱石の「草枕」に登場する「峠の茶屋」や、剣豪・「宮本武蔵」が「五輪の書」をしたためたとされる「霊巌洞」などの史跡があり、自然と文化の混在する香り高い空気が残ります。
豊かな農産物と医療体制で、安心できる暮らしを
熊本市は農業が大変さかんな地域でもあり、農業産出額全国8位(農林水産省「平成29年市町村別農業産出額(推計)」)・専業農家数全国3位(農林水産省「2015年農林業センサス」)となっています。茄子や西瓜、みかんなどの全国的な生産地であり、熊本市豊富な水資源と温暖な気候で育まれた新鮮な農産物を日々頂くことができます
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また熊本市では、安心して子育てと仕事の両立ができる企業「子育て支援優良企業」の認定や、病児・病後児保育に力を入れるなど、子育てしながら働きやすい環境づくりを推進しています。
併せて熊本市の人口あたりの病院数は政令指定都市中1位(厚生労働省「平成29年医療施設(静態・動態)調査」)であり、24時間365日対応できる救急医療体制も整備されるなど、全国的に見て医療体制も充実しています。
各区の紹介
中央区
熊本市のシンボルである熊本城や水前寺成趣園、西日本最大級のアーケード街を有し、行政やビジネスの中心となっている中央区。医療・教育・文化施設など、生活を送るうえで必要な機能がコンパクトに集積する一方、自然の安らぎと豊かな歴史が感じられる地域です。
東区
5区の中で人口が最も多い区です。区域内には九州自動車道や東バイパスなどの主要幹線が走り、商業施設や医療機関、学校や福祉施設などが充実。一方では、託麻三山、運動公園や江津湖の自然が広がり、都市の利便性と自然とが調和した住環境に優れた地域です。
西区
金峰山や有明海など自然豊かで、海苔やみかんなど美味しい特産物が豊富。宮本武蔵が「五輪の書」を書いた霊巌洞や有明海を望むナルシストの丘を訪れると、ゆったりとした時間を過ごせます。一方、熊本駅周辺では九州新幹線が開業し、賑わいある都市空間が整備されており、豊かな自然と都市の利便性が調和した地域です。
南区
南区は5区の中で人口増加率が最も高く、全国で5つしかない新幹線車両基地があります。自然豊かな地域で、ナスやトマトなどの農作物も豊富で、また、あさりやハマグリなどの漁業も行われています。区の中心を国道3号線が通り、JR各駅やスマートインターチェンジなど交通アクセスの良さも魅力で、住みよいまちとなっています。
北区
都市近郊の住宅地と畑作を中心とした農業が盛んな地域を併せもち、田原坂公園や武蔵塚公園などの史跡や豊かな自然にも恵まれた地域です。近年、国道3号熊本北バイパスなどの幹線道路の整備も進められており、交通の要衝の地として一層期待され、ず~っと住みたくなるまちづくりを目指しています。