家(マンション・一戸建て)を売る時いつまでに引越しすればいい?
お家(マンション・一戸建て)を売却しようとしたとき、すでに空家であれば引越しする必要はありません。 しかし、住みながら家を売却するときは、いつまでに引越しをしなければならないのかわからない場合もあるでしょう。
引越しはいつまでにする?
1. 不動産購入申込書を受け取る
売りに出している物件の購入希望者が現れたら、購入希望者からの「購入したい」との申し出を正式に書類で受け取ります。
これが不動産購入申込書です。 不動産購入申込書を受け取ってから、売主と買主の間で売買金額や引渡しの時期などの条件交渉が始まります。
条件交渉の際は、仲介を依頼している不動産会社が間に入って進めてくれるので、しっかりと希望を伝えていくことが大切です。
あらかじめ引っ越しの希望時期が決まっている場合は、条件交渉時に伝えておくようにしましょう。
2.不動産売買契約を結ぶ
条件交渉があなたと買主の間でまとまれば、不動産売買契約を結びます。このとき買主から手付金を受け取ります。不動産売買契約を結ぶことは「正式に不動産を売却できる」ということです。
ただし、不動産売買契約と同じタイミングで不動産を引渡せるわけではありません。不動産売買契約から物件の引渡しまで、一般的に準備に約2ヶ月ほどかかります。
そのため、不動産売買契約を結んでから、売主は物件を引渡す準備(引越しやローンの返済手続き・抵当権抹消登記手続きの準備など)を、買主は物件を引受ける準備(正式な住宅ローンの契約など)を行います。
もちろん、売買契約前に引越しをして空き家の状態にしておいても問題ありません。
3.残代金決済と物件の引渡し
あなたが不動産を引渡す準備と、買主側が不動産を引受ける準備ができれば、物件の引渡しが行われます。
物件の引き渡し時には、売買代金から手付金を除いた金額である残代金を買主から受け取り、物件の所有権を買主に移す手続きが必要です。
通常、所有権移転の登記手続きは、引き渡し時に立ち会う司法書士に依頼します。
引き渡し時には、物件の鍵などもすべて買主に渡すことになるので、それまでには引越ししておかなければなりません。
つまり、家を売るときは、残代金決済(物件の引渡し)の前日までに引っ越す必要があると言えるでしょう
まとめ
引越しは、残代金決済の前日までに済ませれば大丈夫です。
売却した後の引っ越し先が決まっていない場合は、不動産売買契約を結んでから引渡しまでの間に、次の住まいを決めなければなりません。
不動産売買契約を結んでから引渡しまでの期間については、条件交渉の際に決めることができますが、買主にも「この期間までに移らなければならない」という都合があることもしばしばあります。
スケジュールに余裕を持つためにも、引越しを含めた売却後の予定を前もって立てておくことがおすすめめです。
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