台風に向けた準備を、今のうちに済ませておきませんか。
自宅での対策法や、断水・停電への備え方、そして非常用持ち出し袋の中身をチェックリストにしました。
台風への「備え」、できていますか?
家の周り
ベランダにある物干し竿や家の外にある植木鉢は、強風で飛ばされる恐れがあります。風雨が強くなる前に家の中に入れておきましょう。側溝や排水溝に落ち葉やごみが溜まっていないか確認し掃除しましょう。水が溢れて浸水する可能性があります。
家の中
物が飛んで来て窓ガラスが割れることを防ぐため、窓に雨戸やシャッターがあれば下ろしましょう。窓の鍵を閉め、カーテンも閉めましょう。窓ガラスに養生テープや飛散防止フィルムを貼ることもできます。飛来物でガラスが割れることは防げませんが、もし割れた際に室内に破片が飛び散るリスクを抑えることができます。
断水・停電に備える
台風で停電や断水が発生する可能性があります。台風が来る前にスマートフォンやモバイルバッテリーの充電を。懐中電灯を揃え電池が入っていることも確認を。断水に備え生活用水用に湯船に満タンの水を貯め飲料水も用意してください。停電などに備え冷凍庫で保冷剤を凍らしておくと便利です。冷蔵庫の中の食料を冷やしたり夏場は熱中症対策として使えます。
避難
自宅や勤務先の近くの避難所がどこにあるか確認し、日頃から家族と情報を共有しておくと良いでしょう。避難時に持ち出せる、非常用持ち出しバッグの中身の定期的な補充・確認も大切です。
非常用持ち出し袋、何をどれくらい用意?
飲料水
持ち出し袋の中にはペットボトル入りの水など持てる分を入れてください。自宅には1日1人3リットルが目安に、家族の人数分を3日分、できれば1週間を用意しましょう。
食料品
持ち出し袋の中には家族の3日分を目安に持てる分を入れ、大規模災害発生時に備えるには、自宅に1週間の備蓄を。中身は、アルファ米などのごはん、缶詰、ビスケットや乾パン、チョコレートなど。
貴重品
ATMが使えなくなることを想定し、キャッシュレス派の人も現金の用意を。10円玉や100円玉などの小銭、またはおつりがないことも想定し、千円札など小さい単位の紙幣が便利です。印鑑、預金通帳、健康保険証などを持ち出すことも重要です。
懐中電灯、携帯ラジオ、携帯電話の充電器
停電に備え、懐中電灯を用意し、電池を確認しておきましょう。台風が直撃する場合には、直前にスマートフォンやモバイルバッテリーを満タンに充電しましょう。
ヘルメット、マスク、軍手
被災した場合に向け、頭を守るヘルメットや防災ずきん、または軍手やマスクも人数分用意しましょう。
救急用品
負傷した時のために、消毒液や包帯、ばんそうこうも用意しましょう。常備薬がある人は数日分の薬と、処方箋の控えもあれば便利です。
衣類など
動きやすい服と数日分の下着、タオルや毛布も。雨具の他、季節によっては防寒具も用意しましょう。
洗面用具など
歯ブラシなど日々使う洗面用具の他、ウェットティッシュや携帯トイレも避難生活で使えるアイテムです。女性は生理用品、乳児がいる家庭はミルクや紙おむつ、哺乳瓶なども用意しましょう。